早めの治療が大切です

成人男性の３人に１人が悩む

ＡＧＡ（Androgenetic Alopecia＝男性型脱毛症）は、男性ホルモンの一つであるDHT（ジヒドロテストステロン）の異常が原因となって引き起こされる脱毛症のことです。額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていきます。日本では、成人男性の３人に１人が悩んでおり、20代での発症も少なくありません。放置しておくと、毛根の細胞が衰えて死んでいくので早めの治療が欠かせません。

「守り」と「攻め」の治療

ＡＧＡ治療には、抜け毛をおさえる「守り」と、発毛を促進する「攻め」の治療があります。

ＡＧＡは、男性ホルモンの一つであるDHT（ジヒドロテストステロン）が原因とされており、このため、脱毛の進行を抑え込むためには、治療薬によってDHTの生成を抑制する必要があります。これが「守り」の治療です。

さらに、発毛効果の期待できるミノキシジルなどの治療薬によって発毛を促す「攻め」の治療が広がってきています。

ＡＧＡ治療には主に、次の３つの薬が使われます。内服薬と外用薬があり、いずれも保険適用外のため全額自己負担となります。最低限知っておきたいポイントを下記にまとめます。詳細はクリニックで医師にお尋ねください。

ＡＧＡの主な治療薬

※効果や副作用には個人差があります。必ず医師の判断によって処方してもらいましょう。
※ミノキシジルはもともと高血圧の薬として開発された成分で、発毛の効果が認められることからＡＧＡ治療薬として使用されるようになりました。日本では、例えば大正製薬が濃度の低い一般用医薬品「リアップ」を発売していますが、ＡＧＡクリニックなどの医療機関では、より濃度が高く、発毛効果の期待できる処方が可能です。

薄毛対策って、まだ決定打がないから、はまり込むと泥沼になることがあります。過去の自分を振り返って、これだけはお伝えしたいと思うのが、次の３つのことです。

１：手軽なオンラインを活用

仕事が忙しくなったり、家族が増えたり、いろんな中でも続けていくことになります。だから、手軽に利用できる仕組みを利用していきましょう。オンライン診療で対応してくれるクリニックがおすすめです。知り合いに気づかれにくい点でも通院より気が楽ですよね。

※副作用への対応では、オンラインよりもクリニックに行って診察してもらうのが望ましいです。ですのでクリニックが整っているところを選び、気になる症状が出たときは出かけて、使い分けるとよいでしょう。以下にご紹介する３つのクリニックはその点でもおすすめです。

２：リーズナブルな医院を選ぶ

ＡＧＡ治療はまだまだ高額です。ずっと払い続けることができるように、安くて無理のないクリニックを選ぶことが大事です。だから、リーズナブルかどうかを重要なチェックポイントにして厳選しました。君の懐具合と相談して選択してください。

３：安心できる医院を選ぶ

安いところを選ぼうとすると、どうしても極端に安いクリニックに目が行くよね。クリニックに行かずに、個人輸入で安く済ませようとしたくなるのも分かる。でも、それはダメです。僕が君の親だったら、絶対にそれは見ていられない。髪が増えてしまうほど強力な薬を長期間、医師に頼らずに服用し続けたら、副作用によって体がむしばまれるリスクも考えられます。手軽さ、安さと同時に、「安心できる」を基準にしてクリニックを見極めましょう。

注意：

いわゆる「自己責任でおこなう個人輸入」は認められていませんので注意しましょう。厚生労働省も下記のように注意喚起しています。

「一般の個人でも医薬品の輸入が可能となっているのは、外国で受けた薬物治療を継続する必要がある場合や、海外からの旅行者が常備薬として携行する場合などへの配慮によるものです。養毛剤、浴用剤、ドリンク剤などは、日本の薬事法では、医薬部外品とみなされる場合もありますが、個人輸入に関しては医薬品と同様の取扱いとなります。
なお、自己判断で使用すると重大な健康被害を生じる恐れがある医薬品は、数量にかかわらず、医師による処方が確認できない限り、一般の個人による輸入は認められません。」（厚生労働省パンフレット「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ」より抜粋引用）

何もしないまま暗く生きるか、やれることをして前向きに生きるか...

ポジティブ治療のススメ！

薄毛が気になりだしたときから、だれでもコンプレックスを抱き、どうしても暗く、後ろ向きになりがちです。こればかりはどうしようもないですよね。僕もそうでした。けれども、後ろ向きになっても何もいいことはありません。ずるずる抱え込み、何もしないで暗く老けていけば、周囲の評価も上がらず、人生で損をすることが多いのではないでしょうか。大事なことは、薄毛になったら、以前よりもずっと意識して、前向きに生きる努力をすることだと、僕は思います（なかなかできないけどね...）。

ちまたには「ポジティブハゲ」という言葉があり、大胆にスキンヘッドにして生きていく人が増えています。さすがに僕はそこまではできないけど、「ポジティブ治療」というのは、絶対にあってよいと思います。隠し続けるだけで暗く生きていくよりも、前向きに対処して、前向きに解決して、前向きに生きているーー。それがいいのかなと思います。

女の子も前向きな男性を評価してくれる

薄毛についての意識調査がいろいろと出ていますが、それらに共通するのは、女性の多くは、薄毛だからといって男性を敬遠するわけではないという事実です（まあ、全体に無理という女性もいるけどね...）。モテる、モテないの分岐点は、薄毛になって暗くなっていないかどうかです。前向きな男性は案外、薄毛でも平気です。

大正製薬がインターネット上でおこなった意識調査（20～30代の独身女性300人、および20～50代の男性600人対象、2012年10月）によると、「恋人には薄毛になってほしくないと思う？」という質問に、33％の女性が「思う」と答えていました。そんな厳しい現実もあるけれども、同時にこの調査で、「薄毛は恥ずかしいと思う？」に対しては、74%の男子が「思う」と答えたのに対して、女子の「思う」は36%にとどまっていました。女子は男子ほど薄毛を恥ずかしいとは思っていません。

同じ調査で、男子の60%が「薄毛になったらあきらめる」と答えたのに対して、女子の68%は「あきらめてほしくない」と回答しています。「きちんと対策をとっている人のほうが好感がもてる？」という質問には、女子は「あてはまる」が27%、「ややあてはまる」が43%、「ややあてはまらない」が25%、「まったくあてはまらない」が4%で、意外にも、薄毛対策をする男子のことを評価しています。

ＡＧＡ治療は、残念ながら自由診療となり、保険適用外となります。このため、治療にはどうしても費用がかかります。経済的な負担が大きくならないように、リーズナブルなクリニックを利用するとよいでしょう。ただし、ＡＧＡ治療薬の中には副作用リスクのあるものも多いので、医師が診察してきちんと副作用の有無を見極めてくれるクリニックを選ぶようにしましょう。このページでご紹介している３つのクリニックであれば安心です。ほかのオンラインクリニックなどの中には、まともな診療ができていないところもありますので本当に注意してください。

最近、ネット通販やドラッグストアなどで「スカルプシャンプー」が売られています。スカリプシャンプーとは、文字通り頭皮（スカルプ）のためにつくられたシャンプーです。頭皮環境を整えられますので、その点では薄毛予防に役立ちます。けれども、スカリプシャンプーでは、ＡＧＡの最大の原因である一部の男性ホルモン（ＤＨＴ）を抑え込むことはできません。薄毛予防や発毛を目指すなら、きちんとクリニックで治療することが必要になります。

市販の育毛剤の場合は、成分濃度が低めに抑えられています。例えば、発毛効果の期待できるミノキシジルについても、市販の育毛剤では濃度が５％以下です。これに対してクリニックでは高い濃度のミノキシジルを処方できますので、多くの方に優れた効果を実感してもらえています。

ＡＧＡ治療に使われる薬をクリニックで処方してもらうのではなく、自分で個人輸入によって海外から安く取り寄せる人が一部に見受けられます。けれども、これだけはまったくおすすめできません。ＡＧＡ治療では、副作用も考えられる薬を長期間使い続けることになります。それによって副作用が出ないかどうか、医師にきちんと経過観察してもらい、必要に応じて処方内容を変えてもらう必要があります。個人輸入で取り寄せる薬には偽物もあります。そうしたリスクをはらむものを飲み続けることで、命を削ることのないようにしてください。

より高い発毛効果が期待できるミノキシジル内服薬は、日本ではまだ承認されていません。強力な薬ですので、個人輸入で海外から取り寄せるようなことは控えましょう。けれども、ミノキシジル内服薬は、アメリカをはじめとして多くの国で承認され、ＡＧＡ治療に利用されています。内服薬は、外用薬よりも効果が期待できますので、日本でもＡＧＡクリニックの多くで、医師の判断によって、副作用がないかどうかを確認しながら慎重に処方されるようになっています。